楊輝荘
これまで無料で入れる北園には何度も足を運んでいたのですが、初めて南園にも行ってきました♡
楊輝荘は松坂屋の初代社長の伊藤次郎座衛門祐民が作った別邸なんですが…
いまでも広いお庭と建物だと思うのに、当時は1万坪の敷地だったというので、相当な広さの別邸。
今回は南園にある聴松閣に入ってみました
たまたま予約の変更で1時間半空いたので、その隙に(笑)
この建物は元々来客用に作ったそうで、当時は今のようなホテルもなかったために、おもてなしをする場所として必要だったとのこと。
海外からの来客、政府や軍の人達、宝塚歌劇団…
結構な人達がいらしてたみたいです。
1階には食堂があり、今はそこが喫茶になっているので、時間があったらゆっくりお茶を飲んでもいいかも♡
2階は応接室や寝室だったところなんですが、部屋ごとにイメージが違ったつくりで、中国風、イギリス風、インド風…っと雰囲気を変えているという面白い作り。
写真左上の緑たちは、そんな2階から撮ったものなんですが…
寝室からこんな眺め…素敵ですよね~
そして地下にはなんと、舞踊場?がありました!!
多目的室として貸し出しなんかもしているそうなんですが、こちらはインド様式
お釈迦様の壁画があったり、窓もヒマラヤ山脈が描いてあったり…
祐民が自ら決めた定年55歳を迎えたのち、4か月近く旅をしたそうで、その時インドでかなりの影響を受け、戻って地下をインド様式に設計変更したそうです。
当時の旅でにしては相当長いですよね。
その地下に面白いものがありました
入りたいけど入れないんですが…
なんと地下のトンネル(右上の写真)があり、ここからトンネルを通って北園の建物と姫池通側へと抜けられたそうなんです!!
距離も聞いたのに忘れてしまいましたが…
確か数百メートル…
…調べました、170メートルだそうです。
何のために?
秘密の抜け道…?
戦火では防空壕として役立ったそうですが、とっても興味そそられます~
秘密基地みたいで、入りたい…って(笑)
平成19年に名古屋市に寄附されて、一部の建物は名古屋市指定有形文化財に指定されているそうなんですが、この聴松閣は色々修復をして2013年に見れるようになったばかりだそうで、いい時期に覚王山に移転したのかもしれません
有料と言ってもたった300円、年パス1200円!
喫茶に良くいくなら年パス買ってもいいのかな…
でもそんなには行かないかな…
と悩むところですが、北園は無料でお庭の見学もできますので、お越しの際は是非お立ち寄りください♡
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楊輝荘の人みたいなセリフ(笑)